折り込みチラシ
折り込みチラシとは
マンションの情報収集の手段として毎日、自宅に折り込まれるマンション分譲チラシのなかから希望のマンション情報を手に入れることができます。
しかしマンション分譲のチラシはこれでもかというくらいイメージ優先で買う気をそそるような表現になっています。
マンション分譲会社とすれば、このチラシでいかにその気になってもらうかということを優先しているからです。
しかし、消費者保護のための不動産広告にはさまざまな規制があります。そしてきちんとしたマンション分譲の会社ではその規制にもとづいて制作されています。そのためマンション分譲チラシにはこちらが知りたい物件の情報もきちんとのっているものです。
ここでは表面的なイメージに惑わされず、きちんと折り込みチラシをみるポイントをご紹介していきます。
マンション分譲チラシをよく見てみると「予告広告」の表示がある場合があります。不動産広告では予告広告は、「広告に予告広告であると明記する」「価格が未定である」「販売予定時期」「販売開始までは申し込みや予約ができないこと」を広告に明記する決まりになっています。
予告広告はマンションの販売戦略上、折込の反応を見たうえで価格を決定したり、事前予告で話題性をつくるなどの理由からこうしたことが行われています。
マンションのモデルルーム
希望のマンションのチェックにはやはりモデルルームに足を運んで実際のマンション内部を見てみることが大事です。
しかしひとつのマンションで全てのマンションの間取りパターンを用意していることはほとんどありません。
いざモデルルームに出かけてその場で疑問に思ったことだけを質問するとポイントをはずすことにもなりかねません。
まずモデルルームに出かける前に質問したい内容をまとめてそれを担当のひとにぶつけるようにしましょう。そしてそうした質問をぶつけたときの営業マンの反応をよく見てみましょう。
モデルルームの担当がそのマンションの全てのことに精通しているとは限りません。むしろその場では答えられないこともあるかもしれません。そうした場合の営業マン(受付)の態度をよく観察しましょう。
マンションのモデルルームはマンション会社にとっては最高のプレゼンテーションの場なので、いかによく見えるようにするかというためにプロのインテリアコーディネーターが家具や食器、カーテン、その他もろもろの室内の小物を準備し、高度に計算されて配置されています。
そこでの生活が素敵にみえるようイメージつくりを完璧にしています。ですからそうしたイメージにまどわされないことが大変重要です。
価格の中に含まれているものはどこまでなのか、オプションはどこなのか、専有設備や共有設備の詳細などモデルハウスに行ったときには雰囲気だけでなくそうした基本的なことをきちんと説明を受けるようにしましょう。
新築マンションと中古マンション
マンションを探すときに必ずといっていいほど新築にするか、中古にするか迷われることだと思います。どちらにするかによって探す方法が異なり、物件をチェックするときのポイントも違います。
どちらも情報誌やチラシなどで物件情報を探すところまでは同じですが、実際に物件を見に行くときは新築ならモデルルーム、中古なら仲介を手がける不動産会社に・・・ということになります。
また、新築はまだ建物が完成していない「青田売り」のケースが多いのに対し、中古は建物や管理の状態まで現地でチェックできます。
こうした物件探しにおける条件の違いを理解したうえで、新築・中古それぞれのメリットとデメリットを確認しておきましょう。
はじめからどちらかに絞って物件探しを行うこともよいのですが、それでは、選択肢を狭めることになります。できれば両方の物件をいくつか見たうえで、自分に合ったほうを選ぶほうがよいでしょう。
デザイナーズマンション
デザイナーズマンションとは、ハウスメーカーや建設会社の設計施工で建てられたのではなく、有名な建築士や意匠の設計事務所が設計したマンションのこと。賃貸だと3000人待ち状態という物件もあるとか・・・。都市部に集中する個性的なマンションです。
いままでのマンションの造り方は、収益性やローコストということが最重要課題で、デザインを良くするという発想がありませんでした。
そんな状況のなか、デザインの良さも付加価値の一つとしてデザイナーズマンションが登場してきました。
デザイナーズマンションは、なによりもまず、建築家の「作品」である。「作品」には「コンセプト」があります。そのコンセプトを理解し、しかもそれが自分のライフスタイルにぴったりはまると感じたら、幸運な出会いと言えます。
強度や耐震性を疑問視する人もいるでしょうが、その心配はほとんどないといってもよいでしょう。
よく見ると、外観だけではなく、それら機能性についても考え抜かれているものが多いことに気づくはずです。