不動産会社選び④
2:仲介手数料のキャンペーンにだまされない
よく自宅に不動産屋からのチラシが入っており、そこに仲介手数料が「半額」とか「無料」などと書かれているのを目にしたことありませんか?
また最近だとインターネットの広告や不動産サイトのHPなどにも同様の記載がさられている事を見かけることもよくあります。
勿論これは本当に半額や無料にしているので、嘘の案内をしているわけではありませんが、この仲介手数料は仲介業務を行った不動産会社にとっては大きな報酬になるのに、何故わざわざ自分たちの収益を削るような告知をするのでしょうか。
実はこれには借主から仲介手数料をもらわなくても損はしないような仕組みになっているんです。では何故そのような事が可能なのでしょうか。
これは至極単純な事で、仲介業者は借主から仲介手数料を受け取るほかに、オーナーや大家から「広告費」」という名目の費用を受け取っているからです。何故オーナーや大家は仲介業者に費用を支払うのかというと、少しでも早く自分が所有する物件に入ってほしいからです。
当然ですがオーナーとしては借主がいないと収益になりませんよね。そこで仲介業者に広告費を払って1日でも早く決定してもらおうとするのです。この広告費と言われる費用は家賃の半額~1ヶ月分が相場といわれており、その分を仲介手数料の値引きキャンペーンなどにあてるのです。
借主としても仲介手数料が減るのはとても助かる事ですので、同じ物件を借りるにあたっても不動産会社を選ぶことが重要になります。
ただし、気を付けないといけないのが目先の値引きに惹かれるのではなく、礼金を2ヶ月にしたり契約途中に退去する際の違約金が発生するなどの名目を入れている悪徳業者もありますので、しっかりと契約内容には目を通しましょう。