不動産
不動産とは
不動産とは、民事法で用いられている用語、概念で、大まかに言えば、土地とそれに付属する定着物、または、それに対する物権を含むものと言われています。
日本では、土地とその定着物の事を指していて、不動産の法的な根拠はなく日本の場合は建物それ自体が
土地とは別個の不動産と言われています。これは国際の法的には珍しい事だそうです。
この他にも、日本では特別な法律によって立ち木、特殊財団もひとつの不動産と指定されています。固定資産=不動産ではない事を注意しておく必要があります。
建築士
建築士の仕事は、建築のデザインや構造の設計、工事監督など、幅広い業務を行います。年1回行われる建築士試験に合格して、国土交通大臣または都道府県知事から免許を受ければ建築士となる事ができます。
小規模なものを除いて、建物の設計を行う際には、建築士の資格を持つ人が必要となります。また、建物の設計規模によって、必要な建築士資格が変わってきます。
建築士は現在、1級建築士、2級建築士、木造建築士の3つに分けられていて、取り扱う建築物の構造材や高さ、面積といった規模によって、それぞれ業務内容が限定されています。
1級建築士
中でも1級建築士とは、個人住宅からオフィスビル、さらには大規模都市計画にまで参加できる建築士の中のスペシャリストと言われています。
また、学校や病院、劇場などの公共性の高い建築物については、1級建築士でなければ設計、管理に携わる事ができない事になっています。
最新の知識や技術、また個人の感性によっても、活躍の場を世界にまで広げる事ができるという、まさに建築業界の花形と呼ぶにふさわしい資格と言われています。
土地家屋調査士
土地家屋調査士は、土地や建物等の不動産がどこにあって、どのような形状で、どのように使用されているか等を、顧客からの依頼を元に調査、測量して、申請手続きや図面作成を行う専門家に与えられる資格の事です。
土地家屋調査士の資格を得る為には、法務大臣の認可を受けるか、または法務省が実施する土地家屋調査士試験に合格しなければなりません。
不動産の表示に関する登記は、所有者に申請義務がありますが、不動産登記にかかわる手続きは、非常に複雑で困難です。
そこで、土地家屋調査士は、所有者の依頼に応じて不動産の表示に関する登記の申請手続を代理で引き受けてくれます。
土地家屋調査士は、その専門的な知識と社会的な役割の重要性から、安定した需要を誇っているので、受験者が多く集まる難関資格としても知られています。
不動産登記の実務知識のほか、測量に関する知識も必要になるので、集中的な学習が必要となるでしょう。土地家屋調査士は、不動産業界で働く人や、司法書士、独立や開業を目指している人におすすめです。
住宅性能保証制度
最近、"10年保証住宅"という言葉を良く耳にする事があります。2000年の品確法によって、法律で新築住宅の10年保証が義務化されたのです。
住宅性能保証制度とは、財団法人住宅保証機構が実施している、住宅の品質や性能を保証する制度。住宅保証機構の登録業者が同制度の設計施工基準に従って建てられた新築一戸建て等の住宅が対象で、財団法人住宅保証機構の基準と現場審査に合格した登録住宅には、引き渡し時に無料修補の内容が明記された保証書が発行されて、引渡し日以降、最長10年間の保証と保険制度が適用される事になっています。
登録している建築業者は設計・施工基準を守って工事をし、工事中2回以上、専門検査員による現場審査を受ける。
万が一不都合が生じた場合には、無料で修補が行われる事となっています。また、保証内容に関する登録業者との意見の相違が発生した場合は、第3者の専門家による保証事故審査会の審査を受ける事ができます。
評価を受けた設計図面どおりに施工されているかどうか、現場で検査が行われるので安心ですし、他にもいろいろなメリットがあるこの制度を、活用しましょう。